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期間12.27~01.02
参加者 計3名

12/27 夜 宮城県石巻市着
  28   石巻市での在宅高齢者の巡回、石巻市・女川周辺の視察
29   石巻市での在宅高齢者の巡回
30 昼 岩手県大槌町着 大槌町在住借入住宅の方との交流
31   岩手県大槌町での仮設住宅の巡回
01/01   岩手県大槌町での仮設住宅の巡回
02   岩手県大槌町での仮設住宅の巡回
03   朝 京都着


 今回は宮城県石巻市、岩手県大槌町での2か所で活動を行った。

 <宮城県石巻市>
石巻市では「NPO法人フェアトレード東北」でお世話になり、事務所に寝泊まりさせていただいた。フェアトレード東北は現地の方々で構成された組織であり、中には震災で家や仕事、家族を亡くした方もいるそうだ。しかし、それを感じさせないくらい皆明るく活動しており、私のことも温かく迎えてくれた。

石巻市での2日間は主に在宅高齢者の巡回と、旧石巻市・女川視察を行った。

震災の面影を感じさせない石巻市内を抜け、沿岸部のお宅へと向かう。沿岸部に近づくと車窓から見える景色はがらりと変化する。急に家や木が無くなり、車窓から見えるのは何もない更地だけになった。良く見ると、かすかに人の住んでいた形跡である衣服の切れ端や車のタイヤが泥の中に埋まっていた。道の真ん中には、津波の被害を象徴するような工場の大きなドラムが今なお放置されていた。

職員さんと2人で在宅高齢者のお宅を訪れると、皆笑顔で迎えてくれた。中でも、とても素敵な笑顔のおじいさんがいたのだが、こういう風に笑えるようになったのは、つい最近のことだという。もともと漁を営んでいたおじいさんは、津波の被害で職を失い、それ以来口数も少なく、笑うことも少なくなった。しかし、フェアトレードの職員さんが足しげく通ううちに少しずつ、心を開いてくれるようになり、今では良く笑い、良く話すようになったのだという。被災地の復興や被災者の心を支える影の努力を垣間見た。


 また、旧石巻市~女川までの視察にも連れて行って頂いた。フェアトレード東北の職員さんから話しを聞きながら、沿岸部を回る。メディアから入る情報は「復興が進んでいる」というものであったが、実際に足を運び、自分の目で現地を見ると、その情報がいかに表面的なものか痛感する。

今回は特別に仮設住宅も案内していただいた。仮設住宅の壁には釘を打つことができないため、もともとあったねじを引き抜いて、その場所に棚を設置したりといった工夫をして生活を営んでいるそうだ。高齢者に関してはそういった助けも必要であろう。


 <岩手県大槌町>
30日の昼ごろ、現地入りする。
遠野まごころネットに合流する前に、借入住宅に住む夫妻と小学生のお子さんに話を伺った。震災直後は街中に遺体が放置されており、そういった現状を小学生の子供達が目にしたと思うと、心が痛む。彼らは今もなお、震災の様子をテレビで見ると気分が悪くなるのだと話していた。また、借入住宅と仮設住宅の支援の差についても問題があると感じた。
街の様子は石巻市のように、沿岸部だけすぽっと何もない更地が続いている。しかし、街には復興食堂が立ち、ボランティアや被災者の交流の場になっているようだ。ちなみにここのカレーはすっごく美味しい。

遠野まごころネットでは、大槌町の仮設住宅を対象に年末年始のご挨拶を行った。基本的に挨拶程度であったため、1人1人にゆっくりと時間を割くことが出来なかったが、多くの被災者に会うことができた。中でも印象に残っているのが、震災前、商店を営んでいたおじいさんの話しである。その方は店舗を津波で流されてしまい、現在は仮設で経営を行っているのだが、現地の復興を考え、NPOを立ち上げたそうだ。こういった復興の芽を応援していく必要があると感じた。
 しかし、お正月に関してはやはり「祝う気分ではない」という方が多いようだ。毎年多くの初詣客でにぎわうお寺の境内も今年はやはり人数が少ない。新年を迎え、被災者の気持ちがどう変わっていくのか、今後も支援者として考えていかなければならない問題である。


<総括>
 被災地の現状として、全体的には前を向いている人が多いと感じた。NPOの立ち上げなど、被災者が自ら復興を行おうとする伊吹が感じられた。しかし反面いくつかの問題も残る。
一つ目は、支援の差である。住んでいる地域や、住宅(仮設か、借入か)などによって、支援に差が生まれ、それが住民間の不満に繋がっている。こういった面でもケアしていくことが必要である。
二つ目は、現地ボランティア組織のマネジメントである。しっかりとした体制がつくられていないため、内部でのもめごとなども起こっている。そういった組織マネジメントを支援することも求められる。
三つ目は、ひきこもりへの対処である。本当に精神的にダメージを受けている方は、訪問しても居留守を使うなど、ボランティアと接する機会を作ろうとしないこともある。そういった方をどう支援していくのか、考える必要があると感じた。
このように、被災地には今なお考えなければならない問題も残っている。これからも定期的に現地と接する機会をつくって、何が被災者の支援となるのか、考えていかなければならない。

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2012.01.05 Thu l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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